悲しい樹形に追い打ちをかけるように、ゴミ害虫ハダニの襲撃を受け、瀕死の状態となったウンベラータを、奥義[取り木]によって、救い出したのはつい先日のこと。
1本のウンベラータを途中で切断し、葉を全てカット、2本の棒と化した時は、涙で前が見えなかったが、その後順調に葉を展開、今ではこんな素晴らしい姿となった。
ちなみに1か月前の姿はこちら。
葉も根もない、長さ調整のためカットした茎
しかし、実はこのウンベラータ、取り木を行った際、2本の棒以外に、幻の3本目が存在したのだ。
そう、棒は全部で3本生成されていたのだった。
単純に2つに分けると、上の部分と下の部分になるのだが、長さの関係で、カットした真ん中の部分があったのだ。
真ん中の部分は、それこそ根も生えていなければ、芽も出ていない、ただの棒だったので、当初この部分はすぐ破棄する予定だった。
しかし、以前使用していた土が少し残ったプランターが庭に放置してあったので、とりあえずとそれに突き刺し、庭の片隅にそっと置いておいたのだ。
真夏の直射日光を受け、雨にさらされ、意図せず自然環境で試される第3の棒。
何の期待を背負うこともなく、ただ放置されるその棒に、最後の時は迫りつつあった。。
土に埋まったまま発芽
そしてある日、放置され続ける庭先の棒を眺め、私は破棄を決断する。
単純に、なんで残してるの?、、、と思ったからだ。
早速プランターから棒を引き抜き、ゴミ袋に放り込もうとしたのだが、その際、棒のある変化に偶然気付く。
なんと、芽が少し出ていたのだ。
土に埋まっていた部分から発芽?
根ならわかるが、なぜ新芽?
土の中で葉を展開しようとしたのかこの棒は?
謎が謎を呼ぶこの展開に、少し頭がついていかなかったが、とりあえず、発芽した箇所を上にして、水を吸水しやすいよう反対側の表面の皮を剥ぎ、水に漬けてみた。
、、、どうするつもりだ、サードスティックよ。
そして、、、数日後、
無事発根
見事に根が出始めた。
3つ目の物語が始まったのである。
しかし、あのまま抜かずにそのままにしておいたら、ほんとに土に埋まったまま葉を展開したのだろうか。。
謎である。
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