top of page

いざ胴切り、レッドキャットを斬る!

更新日:6月1日

先日のブログ記事、[行き詰った育成、私の「どうすりゃいい」ベスト3]で、3位となった【アガベ チタノタ レッドキャットウィーズル】の絶望の徒長案件。

無事に発根はしたものの、新芽の急激な伸びにより、その中の新芽、更に中の新芽が一緒に引っ張られているので、まともな葉が今だ展開されないままである。



【サンスベリア ケニア】に続き、こちらももう見るに堪えないので、思い切って胴切りを決行することにした。

しかし、当時30,000円以上も投入して手に入れたこのレッドキャット(今なら絶対買っていない)、、、サンスベリアの葉をカットするのとはわけが違う。

失敗する可能性も十分にあるので、少し決断するまで勇気と時間を要したが、例年よりも異様に暖かいこの11月、今年やるならチャンスは今しかない。

ただ長細く徒長するだけでなく、出てくる新芽の形状が明らかにおかしく、鋸歯も全然生えない状態、もはやリセットする他ない。


今回は、タケノコ切りではなく、胴切り。

切り離した下の部分に、子株が出れば成功である。

タケノコ切りは、成長点を残すので、切ったところから、新しい芽が出てくるだけ。

成長点を殺し、できるだけ多くの子株を吹かせるのが目的なので、とにかく下部分に成長点を残してはいけない。

また、このレッドキャットは、新芽が既におかしな状況なので、切り離した上の部分である天は、今回破棄予定だ。

なんとしてでも子株を吹かして次につなげる、このままでは終われないのである。


では胴切りを進めていく。




まずは兎にも角にも切断

 

胴切りなんて手順は簡単、とにかく切断するだけだ。

ただ、ここで一番の問題が、何を使えばキレイに切断できるかである。

テグスやワイヤーなどでの切断が一番メジャーではあるが、どうもレッドキャットの葉の堅さから、そう簡単に切断できるとは思えない。

しかし、キレイに切断することは重要なので、とりあえず、家にあった、テグスと針金で試してみることに。

それぞれの太さは、テグス0.3mm(3号)、針金0.28mm、やる前から即ちぎれてしまいそうな雰囲が漂っていたが、案の定どちらもいとも簡単に切れ、その度レッドキャットが吹き飛んだ。

持ちやすいように、左右端にペンをくくり付けたが、切れてはこれも意味がない。



ということで、新しい太めのワイヤーなどもわざわざ買いに行くのもめんどくさかったので、もう愛用の園芸バサミで切断に踏み切った。




成長点を潰す

 

園芸用のハサミなので、一瞬にして切断成功。



ただ、スパッ!というような気持ちのいい切れ方ではないので、結構切り口も雑。

そして、ハサミを使って中心部分をえぐり取ることに。

成長点が残っていれば、また新しい芽が出るだけなので、ここは慎重にやらなくてはいけない。

この株を生かすのではなく、新しい株を生み出し育てるのが目的だからだ。


最後にベニカXで殺菌し少し乾かす。





下の部分を植える

 

切断が完了したので、鉢に戻す作業である。

根もしっかりしていたので、期待できるかもしれない。

さぁ、吹けよ子株!






やっぱり捨てれない

 

もう、おかしな成長の仕方してるので、予定では天の部分(というか、もはや新芽の部分のみ)は破棄で考えていたが、、、捨てれず結局発根管理することに。



さてどうなるか、、、期待は全くしていない。

だが、30,000円を考えると、やっぱり捨てれない。


※追記(2023年12月13日)

結局、天を初めから残さないという選択肢が決まっているなら、後々捨てれないなどという未練もなくなる縦割りの方が良いかもしれない。

どうやらそちらの方が成功率は高そうだ。

胴切りは、あくまで天を残す手段だ。

もちろんこの天とも呼べないような残骸は、すぐに腐ってダメになったのは言うまでもない。

そして、未だに子株は吹いてこない!



植物のある暮らしをテーマにPost。




 

★ 続きの関連記事はこちら


★ 以前の関連記事はこちら


 

大好きな地元滋賀の植物店[GREEN LOFT (グリーン・ロフト)]を広めるべく勝手に全力でファンページを作成しました。

写真など色々情報を載せているので、是非ご覧ください。


 






---

RESISTANCE DESIGN(レジスタンス・デザイン)

レジスタンス・デザインは、滋賀県大津市にて、ホームページ制作をメインにお仕事をさせていただいております。

ウェブに関すること、植物に関すること、何かこいつと面白いことできるかもしれないと思われた方は、お気軽にメールフォームにてお問い合わせください。


代表/横山 昌史(Masashi Yokoyama)

Comments


bottom of page