聖地[グリーン・ロフト]にて、初めて私が購入した記念すべき植物が、この【フィカス アフリカンプリンス】だった。
現在は、自宅2階、吹き抜けの横の廊下で育成していたが、増えた葉の重たさで下へ下へと伸び、柳の様になってきたので、思い切って剪定することに。
アフリカンプリンスは、現在輸入が禁止されている希少種だ。
剪定し、切った枝を捨ててしまうのももったいないと、一旦、挿し木と水挿しにチャレンジすることに。
今回に関しては、作り直しではなく、あくまで伸びすぎた枝を切る剪定なので、そこまで神経質になることはない。
ダメならダメで仕方ないし、本体は立派な姿でそのまま残るのでそこは安心だ。
と言うわけで、サクッと切断、切り離した枝の葉を全て切り、とりあえず2本は水に、1本は土に挿してみた。
水に挿した方はカルスまみれ
しばらくして、水に挿している2本の表面に、白いブツブツが見え始めた。
発根かと喜んだが、実はこれ、カルスと呼ばれる分化していない細胞の集まりで、根ではない。
そして、このカルスが増えていくと、ここから水分を吸収できる為、発根が阻害されてしまう。
そればかりか、水は供給されてしまうので、たちまち芽が出始め、葉が展開してしまった。
こうなると、発根しない限り、水から出すことはできない。
このまま土に植えても葉が枯れてしまうからだ。
ただ、葉が枯れたとしても、どちらにせよ凄まじい生命力で根を伸ばし、また葉を展開するのは容易に想像できる。
しかし、せっかく出てきた葉を、できるなら枯らしたくはないというのは正直な気持ちだ。
土に挿した方は発根
一方、土に挿した方は、数週間でわずかに発根を確認した。
しかし、なぜかそのまま戻せばよかったものの、ここから水に挿してしまうという失態を犯してしまった。
なぜわざわざ水に挿し直したのか、、、この判断が今となっては謎だが、こちらもほどなくして、芽が出始め、葉が展開してしまった。
そこで、再び土に戻そうと試みたが、土で発根した根は、そこから水に挿すと非常にもろくなるのか、水から出してすぐ、根がボロボロになった。
結局そのまま土に植えたが、恐らく葉は枯れてくるだろう。
いったい私は何をやっているのか、、、。
本体は次々と葉を展開
本体は何の問題もなく、切った箇所付近の成長点から続々と葉を展開し始めた。
今回、2階の廊下から子供部屋に移動させたので、ここからは、できるだけ上へ伸びるよう気をつけて見守っていきたい。
挿すなら土(フィカス系の場合)
もし、選定した枝を残したいなら、一旦葉は全て切り、そのまま土に挿すのがベストだろう。
または、取り木だ。
切らない状態で先に根を出せば、それは一番良い。
葉もそのまま残せるからだ。
ただ、植物の種類によっては、できないものもあるし、今回のアフリカンプリンスの様に、全く根が出ないということになると、切るまでにかなりの時間を要してしまう。
サクッと作業を終わらせるには、やはり、剪定後切り離した枝の葉を全て切り、挿し木するのが手っ取り早いのかもしれない。
いわゆる棒だけの状態にするわけだが、フィカス系はそう簡単にダメにならない。
凄まじい生命力で根を出し、そして復活するのがフィカスだ。
一旦、1本はこのまま土へ挿した状態で、残りの2本は継続して水に挿し様子を見てみることにしようと思う。
ただ、水に挿した2本はカルスが凄いので、まだまだ根は出そうにない。。
そして、そんな心配を他所に、葉は次々と展開するのであった。
※追記(2024年2月25日)
結局、剪定した枝は全てダメになった。
剪定の時期が明らかに失敗だ。
やはり、剪定した枝を残して次に繋げたい場合は、春以降に選定し、葉は全てカット、水耕ではなく、土に初めから挿す方が確実だと考える。
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