THE POT - 現代植物鉢図鑑 -
- shopping704
- 2024年2月21日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年6月1日
植物を鑑賞する上で、主役である植物をより引き立たせるためのアイテムが[植木鉢]である。
時には、主役をも喰ってしまう程の洗練されたインパクトの強い植木鉢も多く存在する。
そして、この植木鉢のみにスポットを当て、多くの作家さんやブランドを紹介しているマニア好みの本も出版されている。
鉢も多種多様で、陶器をはじめ、アルミ製、スチール製、プラスチック製のものなど、様々なものが販売されている。
最近では、3Dプリンターを用いて個人でも簡単に作成できたり、鉢だけでなく、その鉢を乗せる受け皿や台などもデザイン性の高いものが販売されていて、更にフィールドが広がっている。
植物に合わせ、どのような鉢に植え込むかというのも、園芸をする上で楽しいポイントだ。
ただ、、、お金はかかるが。。
眺めているだげでもワクワクする本
作家さんが作り上げる陶器の鉢などは、それ自体が陶芸作品として価値があるので、用途としては鉢だが、本質はアートである。
鉢だけでも飾りたくなる気持ちにさせるほど、とても魅力的でカッコいい。
[THE POT - 現代植物鉢図鑑 -]は、そんな素晴らしい鉢を生み出す、現在活躍中の作家さんやブランドを特集した書籍だ。

本書には、39組の作家さん(ブランド)による、450点近くの作品が掲載されているが、その作品のほとんどが、本書のために作り下ろされた作品だそうだ。
より気合も入っているのか、ほんとに素晴らしい作品ばかり。
もちろん作品の写真を眺めているだけでも楽しいが、何より自分好みの作家さんやブランドが分かるので、この本のおかげで、鉢を探す際、作家名やブランド名から探せるようになったのが嬉しい。
また、単なるカタログのようなもになっておらず、植木鉢の素材や形状、制作方法などのコンテンツもあり、色々勉強にもなる。
自ら陶器の鉢を作るとなった場合も、非常に参考になるであろう良本である。



Andrew Gemrich
この本の中で、私が特に気になった作家さんがいる。
それが[Andrew Gemrich(アンドリュー・ゲムリッチ)]だ。



陶器の色合いや形もさることながら、なんと言っても描かれているイラストが素敵過ぎる。
30年以上前に来日した際、陶器の魅力に取り憑かれ、そこから作品を作り続けている同氏。
元は栃木の益子が活動拠点だったようで、益子の技法がベースのようだが、描かれたスカルやドラムなど、ロックスピリットを感じさせるイラストが、ラフな風合いの陶器に見事にマッチしており、とにかくカッコいい。
最近の作品では、ルチャリブレを題材にしたイラストが斬新で、植えた植物より、鉢に目がいってしまいそうだ。
購入できるショップは限られており、気付いた時には全て売り切れ、未だに購入できていない。
なんとか早く新作を届けて欲しいと願っているが、もちろん作品も鉢だけではないので、鉢へまた創作意欲が向くのを気長に待つしかないようだ。
植物のある暮らしをテーマにPost。
大好きな地元滋賀の植物店[GREEN LOFT (グリーン・ロフト)]を広めるべく勝手に全力でファンページを作成しました。
写真など色々情報を載せているので、是非ご覧ください。
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RESISTANCE DESIGN(レジスタンス・デザイン)
レジスタンス・デザインは、滋賀県大津市にて、ホームページ制作をメインにお仕事をさせていただいております。
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代表/横山 昌史(Masashi Yokoyama)
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