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白鯨改め、ナンバーワン錦を再生する

更新日:10月17日

今、我が家でもっとも問題となっているアガベ、それがこの[アガベ チタノタ ナンバーワン錦]である。



某フリマサイトで、[アガベ チタノタ 白鯨]の名称で購入したが、ほどなくして、葉に斑(ふ)が入り始め(実は既に入っていた!というのは、後ほど説明)、細長く徒長、非常に残念な姿となった。

炭疽病に侵されていたのもあり、見た目も悪く、何かと問題がある株だったが、最終的に葉焼けも起こり、もはや見るのも辛い姿となっていた。


胴切りか、葉を整理して育成続行か、、、選択を迫られていたが、胴切りならもう少し暖かくなってからの方が良い。

そうなると、このまま暫くは育てるしかないのだが、もはや見た目が酷すぎて視界に入れたくないほど嫌になってきた。


結局、その嫌な思いに耐えれず、一度葉を整理することで前に進むことを決意。




根は問題なし

 

少し水も控えていたこともあり、根の状態が心配だったが、鉢から出して確認してみたところ、そこまで問題はなさそうだった。

枯れた根も多かったが、白い新しい根もいくつかあり、植え直せばまた新しい根が生えてくるのは想像できる。

一旦、完全にダメな根をカットし、子株が吹いていないかも確認するが、残念ながら新しい命はなかった。





展開していない真ん中の葉以外カット

 

次は、葉のカットだ。

カットと言うより、もぎ取る感じ。

亀裂が入った葉、徒長した長細い葉、葉焼けし枯れた葉の残骸など、全てをもぎ取りさよならした。






天を突き刺すトップスピン

 

カッコいい見出しを付けてみたが、これが現実。

ノーロゼットである。



しかし、残された葉は、見たところ非常にキレイで、まだそこまで伸びていない。

ここから、展開するまでに太くできれば最高なのだが、その調整スキルは私にはない。

私にできることと言えば、少し強めの光を当て、肥料や活力剤をぶち込んでいくことくらいだろう。

葉焼けの恐怖はあるが、これは毎日しっかり観察するしかない。




ナンバーワン錦にありがちなこと

 

輸入株の場合、ほぼ高確率で炭疽病に侵されていることが多い。

感染しやすい性質なのかもしれないが、葉のサイド、鋸歯の付け根辺りが茶色もしくは黒く変色し枯れていたら要注意だ。

ただ、私の株もそうだったが、ベンレートなどで早めに対処すれば、進行を食い止められるし、新しく展開する葉にも影響は出ない。

とにかく炭疽病は見た目が悪いので、進行を食い止められても、その跡を見ると萎えてしまう。

個人的に、炭疽病の跡と、斑が織りなすコントラストが嫌いだ。

ネットで購入する際、株の写真を見ればすぐわかるので、できることなら避けたい。

私の場合、購入時はまだ色々無知だったので気付かなかった。

ただ、今当時の出品写真を見返してみると、これは少し判断が難しいかもしれない。。

黄色の丸の箇所が病変を示す箇所である。



それよりもだ、既に斑が出ているではないか!

こちらの方が重大だ、これは白鯨ではない。

ネットを見ていると、希少な斑入り白鯨と紹介しているサイトもあるが、ほぼナンバーワン錦か、ソーラーエクリプスで間違いないだろう。



斑入りをごまかした画像をアップしているわけではないので、アガベを知る人間からすれば、違うなこれはで済んだ話かもしれない。

もちろん、個体の名称を偽るのは問題だが、騙すつもりはなさそうだし、そもそも商品名の[多肉植物アガベ チタノタ白鯨狂刺し厳選極上棘極美株!台湾からの輸入]と言う名称も、検索で引っ掛けるためのもので、適当な気がする。

やはり、初心者は、この手の出品者(大量輸入の業者)から買うのは十分気をつけた方が良さそうだ。

しかし、うまく立ち回れば、安くでそこそこ良い株を入手できる可能性もある。

購入者の力量が試される。


そして、これもありがちな特徴だが、とにかく油断するとすぐ葉が縦に伸びる。

【アガベ チタノタ レッドキャットウィーズル】もこの性質があるが、いわゆる徒長である。

日照不足や水のやり過ぎなど、常に気にかけなくてはいけない。

私の場合は、恐らくだが、葉への直接の水かけがマズかったように思う。

浴びせるように水をかけ、その水が成長点へとひたすら流れ込んでいくのを平気で見ていた。

購入当初は、炭疽病もあり、美しい姿ではなかったが、上記の出品写真を見てもわかるように、葉は短く全体のフォルムはカッコいい。

あの頃に、もう少し知識があれば、こんなことにはならなかったように思う。




ネットで偶然見つけたある方のナンバーワン錦は、短葉で鋸歯は荒々しく、私の株とは全くの別物。

なんとかあんな感じで再生したいが、この先どのような姿になるのか…。

完成された株を毎日愛でるのも良いが、底辺からの立て直しというのも、ある意味育成の醍醐味なのかもしれない。


さ~、復活せよ錦!

あんたナンバーワンなんでしょ!?




植物のある暮らしをテーマにPost。




 

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