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アガベを襲う、炭疽病と葉焼けと徒長と、、、ダメだこれ。

更新日:6月1日

大事な株を斬らねばならない時、それは様々な理由があってのことだろう。

私も現在、その選択を迫られている株がある。

それが、この[アガベ チタノタ 白鯨(購入時の名称)]である。



一目見て悲惨さが伝わるこの姿。

「ごめんなさい」である。




初めてのアガベ

 

このアガベ、実は私が初めて手に入れた記念すべきアガベだった。

「ベアルート株」なんていう言葉も覚えたての頃に、メルカリで数枚の写真だけでド素人が判断し購入したアガベ。

結果、炭疽病に侵されていたり、成長すると斑が出だす(初めから入っていたのだろうか?)などで、非常に苦い経験となったが、購入以降も素人育成が災いし、徒長を繰り返す始末。

購入当初の幅広の葉は変形し、細長くなって目も当てられない状況となった。



一旦枯れた葉を取り除き少し整理したが、なぜか、育成ライトで葉焼けをしてしまい、その跡がとても汚い。

斑入りは葉焼けしやすいというのはほんとのようだ。



他にも、葉に謎の深めの亀裂が入ったり、とにかく痛々しいこのアガベ。



炭疽病に関しては、なんとかベンレートにより食い止めることができたが、ポンコツな育成により伸びた葉は変わらず、今後もこの葉形で班入りのまま展開を繰り返すとみられる。


そもそも、これはほんとに白鯨なのか?という疑問だが、恐らくは、[アガベ チタノタ ナンバーワン錦(覆輪斑)]ではないかと推測する。

輸入株の怖いところで、そこが全く突き止めようがないし、かなりいい加減だ。

また、アガベの斑入りはほんとに謎で、どれだけの品種があるのかも謎である。

アガベの斑入りに関しては、色々思うこともあるので、また別の記事で書くことにしよう。


さて、話を戻し、、、どうしたものか。。

毎日、このアガベを見るたびそう考える。

このまま成長しても、葉は恐らく細長いままだろう。

そして、子株は一度も吹いたことがない。

やはり斬るしかないのか。。




胴切り・縦割りする理由と目的

 

アガベを斬る時、まずは理由と目的を考えるが、大体こんな感じだろう。


■ とても美しい株なので、この血統を受け継ぐ子株を吹かせたい

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胴切りし、切った上(天)の部分をまた発根させて、親株として生かし続ける。

これを上手く繰り返せば、どんどん良い血統の子株を収穫できる。

主に販売目的が多いかもしれない。


■ 徒長により見た目が悪くなったので、一度リセットしたいが、株自体を破棄したくはない

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同じく胴切りし、切った上(天)の部分をまた発根させて、引き続き育てる。


■ 現状の株に未練はなく、とにかく新しい子株を吹かせて一から育てたい

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縦割りし、現状の株は破棄、吹かせた子株を新たに育成。


色々調べてみると、子株を吹かせる確率が高いのは、縦割りのようだ。

株に未練がなければ、縦割りで臨んだ方が良さそうな気はする。


先日胴切りした【アガベ チタノタ レッドキャットウィーズル】。



このレッドキャットも、今考えてみれば、もはや修正不能な姿だったので、縦割りした方が良かったように思う。

現状胴切りにより、なんとか1つ子株を吹かせたが、そこ止まりだ。



縦割りした方が、もっと子株を吹いてくれたかもしれない。




このままで育成継続もあり

 

ただ、今回のアガベに関しては、葉は伸びてしまったが、そこまで異常に伸びたわけでもなく、異形のような症状までいかないため、焼けた葉や亀裂のあるダメな葉を再度整理して、このまま育成を続けるという方法もある。



迷うところではあるが、縦割りするにしても、もっと暖かくなってからだ、今はマズい。

それまでは、、、やはり一旦葉を整理して育てるか。。


どちらにせよ、正直班入りがそもそも好みではないので、胴切りし子株を吹かせたところで、また班入りになるのは確実。

それなら、変にリスクのある道を選ばず、このまま育てた方が賢明かもしれない。

少し細長い葉でも、キレイに展開すれば、案外良いと思えるかもしれないので。。




植物のある暮らしをテーマにPost。




 

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