今年もついにこの時期がやってきた。
ザミア新芽確認である。
まだ顔を出した程度の芽も数えると、今回は4つ確認できている。
思い起こせば昨年、狂ったように伸びた新芽たち。
それはまさに昆虫の触覚の如く、不気味でおぞましい光景だった。
※昨年(2023年)の様子
私の不甲斐ない育成のせいかと落ち込んだが、全国各地で繰り広げられる徒長のオンパレードを目にし、自分だけではないという安堵感と同時に、底知れぬ恐怖に押し潰された2023。
今年こそはという思いもあるが、結局早めに屋外管理に移行するという方法以外これといった施策がないので、またあの悪夢が頭をよぎる。。
美しい葉の展開は叶うのか、、、ただただ不安である。
4月より屋外管理スタート
兎にも角にも悩んでいても仕方ない、「いざ外へ!」である。
住宅街にある家なら、日中常に陽が当たるという場所を確保するのは難しいだろう。
我が家は北玄関なので、特に陽が当たる場所が時間帯によって目まぐるしく変わる。
まずは太陽を追いかけ、1日に何度か置く場所を移動させる必要がある。
実際大変な話ではあるが、私はそれを可能にする。
自宅で仕事をしているからこそなせる業である。
仕事とザミア移動の両立が私の日常なのだ。
ま、その日常は始まったばかりではあるが。。
徒長のフェーズ
ザミアの葉は、複葉とよばれる形状である。
塊茎から葉柄が伸び、そこから左右に葉を付けるのだ。
まず徒長の第1フェーズだが、葉を展開するまでの葉柄が果てしなく伸びる。
その次に、第2フェーズとして、展開した葉と葉の間も伸びてくるのである。
一見、葉の集合体がワンセットのようなイメージがあるが、あくまで葉は1枚1枚単独であり、葉と葉の間も葉柄、つまり、この部分も伸びるのだ。
この葉と葉の間が長いほど、気持ち悪さは増す。
まさにパラパラと葉が付くようなイメージである。
昨年は、一度盛大に徒長した新芽を、涙をもって全カットした。
その後、再度新芽が出てきたので、なんとか伸びないようにと夏の強い光を当て奇跡を願ったが、結局美しい展開は叶わなかった。。
葉と葉の間がやはり伸びてしまったのである。
※昨年(2023年)の様子
ザミアのカッコ良さは、この葉と葉の間の密集具合によって決まる。
葉と葉が隙間なく展開し、そのような複葉の集合体がいくつも重なる様が圧巻なのだ。
そして、それぞれの葉は、開き切らず、V字のような羽を折りたたんだ姿で存在する。
度々ブログでも紹介している、地元滋賀の聖地[グリーン・ロフト]が誇るザミア。
これこそが真の姿であり、理想そのものである。
一体どう育成すれば、こんなにカッコ良く葉が展開するのか。。
現在の新芽の様子
今にもグングン伸びそうな予感は常にあり、緊張感が半端ない。
ただ、こちらとしては、陽に当てる以外どうしようもないのである。
水をやっても、肥料をやっても伸びそうだ。
とにかく光が必要だが、これが激光過ぎると成長が止まってしまうという経験もしている。
真夏の直射日光は、ザミアと言えども厳しい環境のようだ。
最悪、葉が始まる箇所までの葉柄が伸びても仕方ないが、葉と葉の間の葉柄が伸びるのはなんとしても避けなくてはいけない。
ここが伸びることにより、ザミアの姿は、一気にカッコ悪くなってしまう。
今年は果たしてどうなるのか。。
本日も、太陽を追いかける1日が始まる。
、、、曇ってるしダメだな今日は。
植物のある暮らしをテーマにPost。
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