コンパクトなフォルムがカッコいい我が家の【アガベ チタノタ 姫厳竜】。
土の表面に飾った化粧石の間から、いよいよ行き場を失った根が顔を出し始めた。
これだけ小さな鉢だ、内部が凄い状況なのは安易に想像できた。
以前よりそろそろ植え替えをと思ってはいたが、表面から根が出始めたのはもう根詰まりで限界のサイン、意を決して植え替えに踏み切った。
化粧石と土を分ける
たかが植え替えと言ってもそこそこ手間がかかる。
特に面倒なのが、化粧石と土の分離。
土の上に雰囲気を出すため、黒い火山石の化粧石を敷いているが、これをまず拾い集めるのが至難の業だ。
土は新しいものに替えるため、古い土は破棄するが、そこに化粧石が混ざってしまうので、それを一つ一つ手作業で拾い集めなくてはならないのだ。
結構値段もするし、できるだけ無駄にしたくはない。
しかし、全て拾い集めることは難しく、細かな化粧石は混ざった土と一緒に捨てるしかない。
この一連の流れが非常にストレスなのだ。
もう少し、手間なく化粧石を拾い集める方法はないものかといつも思う。
化粧石自体を大きなものにすれば、ふるいも使えるので分けやすいが、小さな鉢には使いずらい。
土の上に、細かな穴をいくつも開けたラップのようなものを敷き、その上に化粧石を乗せれば簡単だが、そんな通気性の悪いことは現実的ではない。。
ほんと、誰か良い方法を教えてほしいものである。
アガベを鉢から出す
土と化粧石を分けるストレスフルな作業が終われば、次はアガベをプランターから引っこ抜く作業だが、伸びに伸びた根が狭い鉢の中でガチガチになっており、これがなかなか抜けない。
しかし、力づくで引っ張るのはよくないので、まずは鉢をたたき、振動で少しずつ出していくのがベストだ。
根の整理
次に、鉢の形を継承して固まっている根を、まずは水でほぐしながら伸ばしていく。
根は乾かしておいた方が良いのかもしれないが、ほぼ切る予定だったので気にしない。
根がほぐれてきたら、残す根を見極め、古い不必要な根をカットしていく作業だ。
単純に、新しい根は白く、古い根は茶色く堅いのだが、思った以上に新しい根がない。
これは、古くなった根の中にも、まだまだ養分を吸収できる根があるため、新しく根を出す必要がないという解釈で良いのだろうか。。
とにかくだ、小さな鉢なので中途半端に長めに残してもまたすぐ根がまわることは間違いない。
もう少し大きめの鉢に入れるというのもありだが、やはり、この姫厳竜にはm&mの鉢がしっくりくる。
色々考えた末、新しい白い根以外は、もうざっくりカットすることにした。
この季節、またすぐに新しい根を伸ばすだろう。
、、、今回は、少しやり過ぎたか。。
ただ、ここまでくれば、ベアルート株同様、真ん中の古い根の塊も根元までカットしてしまい、できるだけ発根しやすい環境を作ってやるというのも選択肢だが、既に新しい根もあるので、このままで植え込むことにした。
古い枯れた下葉の整理
根を整理するタイミングで同時に行うのが、枯れた下葉の除去である。
しかし、自然に枯れた葉(病気などは除く)は、アガベのカッコよさの一つでもある。
これは、他の植物ではあまりないことだ。
なぜ枯れた葉がカッコいいのか、それはひとえに鋸歯が劣化しにくいからだ。
葉自体はシワシワで茶色くなるが、鋸歯はそのままの色を維持する。
これがとにかくカッコいい。
それ故、基本そのままにしておきたい気持ちはある。
もちろん育成上は、発根を阻害する可能性もあるので、取り除いた方が賢明かもしれない。
しかし、今回は、見た目を優先して残すことにした。
何か不都合が出れば、またその時点で考えようと思うが、、、きっといつものように色々気になってきて、結局鉢から出すはめになりそうな気もするが。。
植え込み
元通りに植込み完了である。
肥料の混ぜ込みはなしで、引き続き、[ハイポネックス]や[リキダス]などの液体の肥料や活力剤を併用していこうと思う。
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