先日のブログ記事、[鉢から根が飛び出すアガベの植え替え]で登場した【アガベ チタノタ 姫厳竜】のように、土の表面から根が飛び出した場合はすぐにわかるのだが、鉢底から根が出てしまっている場合、見えないところなので気付かないことが多い。
今回、【シェフレラ】は少し高さのあるプラ鉢に入れていたため、まったく底を確認するタイミングがなかった。
ある日、水をやったあと乗せていた受け皿に、白い汚れの様なものが多く付着しているのに気付き、ふと鉢底を見てみると、根がいくつも飛び出しており、それに白い綿のようなものがたくさん付いていた。
「カビ?」「コナカイガラムシ?」「鉢底に敷いた軽石の何かか?」、色々考えたが、恐らくはカビだと思われる。
コナカイガラムシは、主に葉や枝に白い綿のようなものが多く付着するが、それは見当たらない。
軽石の白い粉が綿のようになるとも考えにくいので、恐らくはカビだと思われる。
考えられる理由として、水やりの後処理だ。
水やりは夜に行うことが多く、その後なかなか水が切れないので、翌朝受け皿に溜まった水を捨てることが多い。
これが鉢底から飛び出した根に良くなかったのではないだろうか。
とにかく、衛生面も含めこのままではよくない。
早速植え替えをすることにした。
根をカット
底から出てるカビまみれの根をキレイにカットし、鉢からシェフレラを引っこ抜く。
根が軽石に絡みついて取れないので、適当にカットしていくしかないのだが、以前間違って購入したネットに入っているタイプの軽石をそのまま使用ていたようで、これがあまり良くなかった。
ネットに水分が多く付着しており、そこに根が絡んでいたため、これもカビの原因になった可能性がある。
ベニカX散布
根をカットした後は、ベニカXの出番である。
まずは、根をキレイに洗い流し、その後ベニカXを散布し、しっかり乾かした。
鉢はカビキラーで対処
鉢の下に白いものが多く付いていたが、これは軽石の粉かもしれない。
しかし、なかなか上手くこすり取れないし、カビの可能性もあるので、念の為、カビキラーで対処。
軽石について
鉢もしっかり洗い乾かした上で、まだ余っていたネットタイプの軽石をネットから出し、バラバラの状態で底に敷き詰めた。
ここで軽石についてだが、以前は当たり前のように入れていた。
水はけを良くするためである。
しかし、入れてもさほど変わらないという記事を多くみかけて以来、あまり使わなくなった。
私が使用する時は、高さのある鉢に植え込む時だけだ。
そこまで高さがない鉢に軽石を入れると、それだけで底上げされてしまい、土の量も少なく、しっかり植え込むことができない。
それなら、できるだけ水はけのよい土だけで植え込んだ方が、根のためにも良いと考える。
ただ、高さのある鉢の場合は、底までいっぱいに土を入れると、どうしても底の土がいつまでも水を吸収したまま乾かない状態になるので、私は軽石を入れることにしている。
これは、水はけを良くすると同時に、底上げをし、土を深くしないためでもある。
植え込み
そして、元通りである。
鉢底からの根の飛び出しは、今後特に注意していきたい。
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